彫刻の人 野尻佐太右衛門
旧温海町越沢生まれ(1925-2020)。鶴岡市職員や警視庁巡査になるも、彫刻の 道を志して東京藝術大学美術学部彫刻科へ入学、石井鶴三の薫陶を受けた。太 平洋美術会に所属、「精神の自由」を立体表現に求め、作品制作に挑み続けた。
本展では、新収蔵の作品 22 点を中心に、彫刻・彫塑・油彩画作品のほか、現 代美術教育への提言等の関連資料を含めた約 60 件を紹介。
野尻 佐太右衛門(のじり さたえもん)先生略歴
大正 14 年(1925)温海町に生まれる。東京の中野通信学校を中退して帰郷。 鶴岡市役所に勤めながら昭和 19 年鶴岡中学校夜間部を卒業、再び上京し警視 庁巡査となるが、彫刻の道を志し、同 24 年東京藝術大学美術学部彫刻科に入 学。石井鶴三に師事する。同 35 年再興第 45 回院展に《裸婦》で初入選する。 その後太平洋展に出品し、太平洋美術会会員となる。I 氏賞、堀進二賞などを 受賞。晩年は理事・参与として同会運営に尽力した。
会 期:令和5年11月8日(水)~12月25日(月) 【45日間】
※会期中の休館日:12 月の水曜
開館時間:【11月末まで】午前9時~午後5時
【12月より】午前9時~午後4時30分 ※入館受付は閉館 30 分前まで
【会期中のイベント】
◾️ギャラリートーク(担当学芸員によるギャラリートーク申込不要)
①11 月 25 日(土) 14:00〜15:00(終了)
②12 月 9 日(土) 14:00〜15:00
◾️記念講演会(土曜講座第 3 講) 日時:11 月 11 日(土)(終了)
演題:「山形の彫刻家たち」 講師:加藤千明氏(元山形美術館館長)
申込:先着 50 名(参加無料、要入館料)
◇ダウンロード:「彫刻の人 野尻佐太右衛門」展ポスター
◇ダウンロード:「彫刻の人 野尻佐太右衛門」展リーフレット