10月22日(金)〜11月28日(日)
致道博物館日本名刀展シリーズ「山形ゆかりの刀工」
鎌倉・室町時代の月山鍛冶集団(月山派)にはじまり、山形県内では名だたる刀工が多く活躍しました。
本展では古月山派の古刀をはじめ、江戸時代後期に古刀や鍛冶技術を研究し刀鍛冶界を再興した水心子正秀(南陽市元中山出身)、その弟子で「江戸三作」のひとりに数えられる大慶直胤(山形市出身)、幕末の名工源清麿の弟子・藤原清人(鶴岡市温海出身)、米沢藩や庄内藩のお抱え刀工による新々刀を紹介します。
また、現在山形市で鍛刀に取り組み、後進の育成にも尽力する上林恒平刀匠(山形県無形文化財保持者・鶴岡市出身)の現代刀を出品します。
山形ゆかりの刀工を、約30振の作品から展観するとともに、刀剣に親しむためのイベントを開催します。
主な出品作品
◆刀銘月山兼国作(1521~28年、長さ68.2㎝、鶴岡市指定文化財、出羽三山神社蔵)
◆刀銘月山正信作/永正二年八月吉(1505年、長さ69.0㎝、鶴岡市指定文化財、当館蔵)
◆刀銘水心子正秀/寛政三年八月日(1791年、長さ75.6㎝、赤羽刀、最上義光歴史館蔵)
◆脇指銘(三日月)大慶直胤作/文化二年秋八月日(1805年、長さ45.3㎝、赤羽刀、最上義光歴史館蔵)
◆刀銘羽州大泉住豊前守藤原清人作/明治三年八月吉日(1870年、長さ68.2㎝、山形県指定文化財、当館蔵)
◆太刀銘出羽國住池田一秀入道竜軒/文政元年五月吉祥日(1818年、長さ70.7㎝、鶴岡市指定文化財、出羽三山神社蔵)
◆刀銘自勿欺上林恒平彫同作/昭和乙丑年春吉祥(1985年、長さ70.4㎝、昭和60年度新作名刀展文化庁長官賞受賞、個人蔵)
【イベントのお知らせ】
刀剣鑑賞会(日本美術刀剣保存協会庄内支部主催)
10月24日(日) 10:00~12:00頃
講 師 栁川 清次 氏(日本美術刀剣保存協会評議員 無鑑査 研師)
人 数 一般参加先着15名
※刀剣会会員以外の方は、刀剣に触れません。ご了承をお願いいたします
参加料 無料 ※入館料のみ
はじめての刀剣講座
❶10月31日(日) ❷11月21日(日) ※各回14:00~15:30
講 師 矢口秀春氏(日本美術刀剣保存協会 庄内支部理事)
申 込 先着15名
参加料 500円(資料代)
刀匠・上林恒平氏の制作実演
❶11月7日(日) ❷11月14日(日) ❸11月28日(日)
※各回10:30~15:00(昼休憩有)
内 容 銘切りなどを行います
実演者 上林恒平氏(山形県指定無形文化財保持者)
会 期:令和3年10月22日(金)~11月28日(日) 【38日間/会期中無休】
開館時間:午前9時~午後5時(入館受付は閉館30分前まで)
料 金:大人800円/学生400円/小中生300円(20名以上で団体割引有り)
※この料金で博物館内にある常設展示施設・庭園などすべてを見学できます
※会期中、「東北文化の日」により、小中生は会期中の土日祝日無料
会 場:公益財団法人致道博物館 美術展覧会場
主 催:公益財団法人致道博物館 (山形県鶴岡市家中新町10-18 ℡.0235-22-1199)
共 催:山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団・鶴岡市教育委員会
協 力:日本美術刀剣保存協会庄内支部
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◉致道博物館では新型コロナウイルス感染症予防対策をとりながら、適正な開館に努めております。
お客様には次のとおり、ご協力とご理解をお願いいたしております。
【お客様へのお願い】
・入館時はマスクの着用をお願いいたします
・受付・各展示棟・トイレに手指用消毒液を設置しておりますので、ご利用ください
・展示室内では、お客様同士で距離を保って(間隔をあけて)ご見学をお願いいたします
・来館状況に応じて、スタッフが館内巡回や入場制限を行う場合もございます。その際は、誘導案内に従っての行動をお願いいたします
・発熱時や体調が優れない場合、ご来館はお控えくださいますようお願いいたします
【スタッフの対応・感染防止対策について】
・館内のスタッフは全員、マスクを着用いたします。声が聞き取りづらい場合がございますが、ご理解をお願いいたします
・受付およびミュージアムショップでは、飛沫感染防止用のアクリル板やシートを設置し、スタッフはマスクと手袋を着用いたします。ご理解をお願いたします
・状況に応じて、スタッフがフェイスシールドを装着してお客様に接する場合がございます。
相互の安全を担保するものとして、ご理解をお願いいたします
◇ダウンロード:チラシ(日本名刀展シリーズ「山形ゆかりの刀工」)
◇ダウンロード:ポスター(日本名刀展シリーズ「山形ゆかりの刀工」)