山形県で唯一の有人島である飛島。島内からは縄文時代の遺跡や遺物も見つかっており、 古くから人々がくらしを営んでいたことが分かっています。
海岸線一周 10.2 kmの島には、豊かな自然が広がり、長い歴史のなかで語られてきた伝 説や不思議スポットなどもあります。現在では、散策や釣り、バードウォッチングを楽し むために島を訪れる旅行者も多くいます。
江戸時代には3つの村があり、漁業によって豊富な海産物を得ていました。島には田畑 がほとんどないため、年貢として米ではなく鯣(スルメ)を納めていました。また、飛島 は北前船の中継港、酒田湊に入港する船の補助港や避難港として一つの拠点となり、島に は船問屋(船宿)なども軒を連ねていました。
庄内藩では毎年 3 月から 9 月の間、島役人を派遣して年貢や北前船の入港税を徴収し、 島内で何か問題があればそれを解決しました。
本展では、特に飛島における江戸時代の歴史に焦点を当て、北前船の寄港地としての機 能、島内で起きた境目争い、生活文化についてなど、古文書や民俗資料から展観します。
【会 期】令和6年3月14日(木)~4月23日(火) 【41日間】
【開館時間】午前9時~午後5時 ※入館受付は閉館30分前まで
【料 金】一般3月31日まで800円 4月1日から1,000円
高大生 400 円/小中生 300 円(各種割引有り)
※4 月より料金改定します
※博物館内の常設展示施設・庭園など全てを見学できる料金
【会 場】公益財団法人致道博物館 美術展覧会場
【主 催】公益財団法人致道博物館 (山形県鶴岡市家中新町 10-18 TEL.0235-22-1199)
【共 催】山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団・鶴岡市教育委員会
【期間中のイベント】
ギャラリートーク
4 月 13 日(土)14:00~15:00 (致道博物館 展覧会場内)
担当学芸員による展示解説。
(申込不要、直接会場へお越しください)
◇ダウンロード:「歴史の扉6 庄内藩と飛島」リーフレットpdf